「光回線をやめた方がいいの？」
「メリットやデメリットは？」
「スマホのテザリングでWi-Fi代わりになる？」
光回線はオンラインゲームやテレワークに強い一方で、工事や費用の負担が大きく「本当に必要なのか」と迷う人も多いです。
とくに一人暮らしやSNSや動画視聴が中心のライトユーザーなら、「光回線はいらないかも」と感じる場面もあるでしょう。
この記事では光回線をやめた方がいい人について、くわしく解説します。
- 光回線をやめたほうがいい人の特徴
- 光回線のメリットデメリット
- 後悔しないための選び方
家で過ごす時間を快適にするためにも、ネット環境作りの参考にしてみてください。
光回線をやめたほうがいい人の3つの特徴
光回線とは、光ファイバーを使った高速インターネット回線のことです。
今では多くの家庭で使われていますが、人によっては必要ないケースも。
光回線をやめたほうがいい人の特徴は、大きく分けて3つあります。
- 引っ越しや転勤が多いなど短期利用を考えている人：工事や契約の手間が大きく、違約金・工事費残債のリスクがある
- ライトユーザー（SNS中心）：光回線を契約するほど使わない人には割高
- スマホのテザリングで足りる人：契約する時間や費用がもったいない
それぞれくわしく解説します。
引っ越しや転勤が多いなど短期利用を考えている人
引っ越しや転勤が多い人は、光回線が不向きです。
工事費が無料になる場合もありますが、開通までの時間はどうしてもかかります。
さらに多くの光回線は2年程度、契約期間の縛りがあり、途中で解約すると違約金や工事費の残債が一括で請求されることもあります。
契約期間の縛りがない光回線もありますが、2年以内の解約で工事費の残債がかかるケースが多いです。
契約期間の縛りとは？
契約期間の縛りとは、光回線を一定期間使い続けることを条件にした契約を指します。多くの光回線は2〜3年の契約期間があり、その間に解約すると違約金が発生します。
ライトユーザー（SNS中心）
SNSやLINEのやり取りが中心というライトユーザーに、光回線はおすすめしません。
通信量や速度の面で、光回線ほどの性能を必要としないからです。
たとえば大容量のデータをダウンロードしたり、家族で複数台を同時に使ったりしなければ、スマホの大容量プランやモバイルWi-Fiでも十分対応できます。
光回線を契約すると月額5,000円前後の費用がかかるため、「使いきれず割高」になってしまうケースが多いです。
スマホのテザリングで足りる人
スマホのテザリングで不便を感じていない人は、光回線を引く必要はありません。
最近は、データ通信量が無制限や大容量のプランも増えています。
ネットサーフィンやメール程度なら、テザリングだけで十分です。
さらにテザリングなら新しく光回線を契約する手間もなく、工事を待つ必要もありません。
光回線をやめたくなる3つのデメリット
光回線をやめたくなるデメリットは、大きく分けて3つあります。
- 工事費・初期費用が高い
- 開通までに時間がかかる
- 月額料金の負担が重い
主に、費用や時間がネックとなるケースが多いです。
工事費・初期費用が高い
光回線は工事費や契約手数料など、初期費用が高額です。
工事費の目安は2〜4万円のサービスが多く、一括や分割が選択できます。
工事費は割引が入り実質の負担が0円のこともありますが、途中で解約すると残債が一括で請求されるケースも。
ほかにも、ルーターの用意やプロバイダ契約を別途結んだりする手間もかかります。
開通までに時間がかかる
光回線の契約をした場合、開通までに時間がかかります。
開通までの目安は2週間程度ですが、3〜5月などの繁忙期なら2ヶ月ほど待たなければなりません。
すぐに光回線を使いたいと思っても、工事が終わるまでは待つ必要があります。
繁忙期とは？
光回線の繁忙期は、新学期・新生活シーズンの3〜5月です。
7月や10月などの転勤シーズンや、年末年始も工事の予約が取れにくくなります。
月額料金の負担が重い
光回線は毎月、月額料金が発生します。
月額料金はマンションで4,000円程度、戸建てで5,000円程度です。
あまり光回線を使っていない場合でも、1年間で48,000円以上支払っている計算です。
約50,000円があれば、家賃の補填や食費に回せます。
光回線を利用する3つのメリット
光回線はデメリットだけではなく、メリットもあります。
- 高速かつ安定した通信が可能
- データ容量無制限で複数人が使っても安心
- オンラインゲームやテレワークなどが快適にできる
高速な通信ができるため、オンラインゲームやテレワークなどが快適に利用できます。
高速かつ安定した通信が可能
光回線は家まで光回線が引き込まれているため、高速で安定したインターネットが利用できます。
モバイル回線やホームルーターよりも速度が速く、通信が切れにくいです。
そのため、高画質な動画をスムーズに観れたり、仕事用のファイルが素早く送受信できるためストレスがかかりません。
データ容量無制限で複数人が使っても安心
データ通信量を気にする必要がないため、家族みんなで使っても安心です。
ポケット型WiFiやテザリングは、通信量が上限に達すると低速になります。
データ容量をたくさん使ったり、家族がそれぞれネット利用するなら光回線のほうがコストパフォーマンスに優れています。
オンラインゲームやテレワークなどが快適にできる
速度や安定性が重視されるオンラインゲームやテレワークなどをよくする方なら、光回線のほうが向いています。
とくにオンラインゲームは、速度だけではなく安定性も求められます。
ほかにも動画やデザインデータなどを取り扱うなら、光回線がおすすめです。
光回線を使わない人の3つの代替案
光回線を使わない人でも、Wi-Fiがほしいと感じる方も多いでしょう。
その際、手軽に使えるインターネット機器を3つ紹介します。
| 項目 | 光回線 | ポケット型WiFi | ホーム ルーター | テザリング |
| 月額料金 | 高い | 普通 | 普通 | 安い |
| 速度 | 高速・安定 | 遅い | 速い | やや 不安定 |
| データ容量 | 無制限 | あり | あり | あり |
| 初期費用 | 高い | 安い | 普通 | なし |
| 工事 | 必要 | 不要 | 不要 | 不要 |
| 開通までの 日数 | 2週間 ～2ヶ月 | 翌日 ～1週間 | 翌日 ～1週間 | 即日 |
| 持ち運び | 不可 | 可 | 不可 ※コンセントがあれば持ち運びは可能 | 可 |
ポケット型WiFiは持ち運び可能
電波が届く範囲ならどこでもWi-Fiが使えるポケット型WiFiは、持ち運びをしたい方におすすめです。
充電式のため、しっかり充電すれば9時間～20時間程度使えます。
さらに小型のためかさばらないのも、ポケット型WiFiのポイントです。
ポケット型WiFiがおすすめな人
ポケット型WiFiがおすすめなひとは、以下のような人です。
- 外でもWi-Fiを使いたい人
- 工事不要でWi-Fiがほしい人
ホームルーターは工事不要で手軽
ホームルーターは、届いたその日からすぐにWi-Fiが利用できます。
コンセントに差し込むだけなので、開通工事が要らず、手軽にインターネット環境が作れます。
さらにポケット型WiFiよりも、速度が出やすく、安定しやすいメリットも。
ホームルーターがおすすめな人
ホームルーターがおすすめな人は、以下のような人です。
- 工事不要でWi-Fiがほしい人
- 引っ越しや転勤が多い人
- 速度や安定性がある程度ほしい人
スマホのテザリングで余計な契約を削減
余計な契約を増やしたくない方なら、スマホのテザリングがおすすめです。
もともと持っているスマホの契約プランに、「テザリングオプション」を追加するだけで利用できます。
月550円〜1,100円と安いので、手軽に追加できるのも魅力です。
スマホのテザリングがおすすめな人
スマホのテザリングがおすすめな人は、以下のような人です。
- シンプルな契約が好みな人
- できるだけ安く済ませたい人
光回線を引いて後悔しないための3つの選び方
光回線を引いて、後悔しないための選び方を紹介します。
- 自分の利用シーンを明確にする
- 契約と解約の条件を確認する
- 光回線と代替手段を比較して選ぶ
自分の利用するタイミングや費用面、他の手段など多方面に考えてみるのがおすすめです。
自分の利用シーンを明確にする
自分の利用シーンを考えてみて、光回線が本当に必要なのか確認してみましょう。
| 状況 | 光回線 |
| SNSや ネット検索 | 不要 |
| LINE | 不要 |
| オンラインゲーム | 必要 |
| 在宅勤務 | 必要 |
| 家族が多い | 必要 |
SNSやネット検索、LINEなどであれば、光回線は必要ありません。
しかしオンラインゲームや在宅勤務、家族が多く同時に複数台接続する際は光回線があれば安定したインターネットの利用ができます。
契約条件と解約条件を確認する
光回線を選ぶ際は、契約条件と解約条件を確認することが重要です。
多くの光回線は2〜3年の契約縛りがあり、更新月以外に解約すると違約金が発生します。
また、工事費を分割で支払っている場合は、解約時に残債が一括で請求される可能性も。
「契約期間」「違約金の有無」「工事費の残債」などは、必ず事前にチェックしておきましょう。
光回線と代替手段を比較して選ぶ
光回線とポケット型WiFiなどを比較して、自分が納得できる方を選びましょう。
5つの比較ポイント
- 初期費用
- 月額料金
- 速度
- データ容量
- 持ち運びの可否
たとえば、安定性や速度を重視するなら光回線が便利です。
しかし外出先でも使いたいなら、ポケット型Wi-Fiやスマホのテザリングがあれば快適にインターネットが利用できます。
納得できる選択をするために、必ず条件を並べて比較してみましょう。
光回線はやめたほうがいい？｜よくある質問
光回線をやめた方がいいか考える際に、よくある質問をまとめました。
- Q一人暮らしなら光回線はいらない？
- A
ネット利用がSNSや動画視聴程度なら不要です。スマホの大容量プランやポケット型Wi-Fiで十分対応できます。ただし、テレワークやオンラインゲームをするなら光回線が安心です。
- Q光回線をやめてもスマホのテザリングで足りる？
- A
ネットサーフィンやメール程度なら問題ありません。大容量プランを使えば、動画視聴も可能です。しかし長時間の接続や複数端末での利用では、テザリングは不向きです。
- Q光回線の代わりになる回線はある？
- A
代表的なのはホームルーター・ポケット型Wi-Fi・スマホのテザリングです。工事不要ですぐに使えるため、引っ越しが多い人や短期利用の人に向いています。通信の安定性や速度は、光回線のほうが優勢です。
- Q光回線は本当に時代遅れ？
- A
時代遅れではありません。5Gやホームルーターの登場で「もう光はいらない」と言われることもありますが、通信の安定性や速度では今でも光回線が最も優れています。オンラインゲームやテレワークをする人にとっては、むしろ必須の回線です。
光回線をやめるかは自分の利用状況をよく考えよう
この記事では、光回線をやめた方がいい人について解説しました。
- SNSやLINEが中心のライトユーザーは、光回線が不要
- オンラインゲームや在宅勤務をするなら、光回線が必要
- 利用シーンを見直し、自分に合う回線を選ぶことが大切
光回線は高速で安定した通信ができる一方で、月額料金や契約縛りなどの負担もあります。
ポケット型WiFiやホームルーターといった代替手段もあるため、比較検討が必要です。
メリットとデメリットを踏まえ、自分に合った回線を選び、快適なインターネット環境を目指しましょう。